デザインエンジニアリングラボ  メキシコ長期インターンシップ 10月レポート

「アグアスカリエンテス②」

平成29年度メキシコ長期インターンシップ生

デザインエンジニアリングラボ

稲寺 正也

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 アグアスカリエンテスで過ごし始め,早2ヶ月,今年は日本では10月19日の最高気温は観測された12度3分で12月中旬並みの寒さとなり10月としては31年ぶりの寒さとなったと知人から聞きました.秋を通り越して冬に近付いているのではないでしょうか.

ここアグアスカリエンテスでも同じ現象が起こっており,朝と夜が寒く,厚着が必要な日々が続きました.

しかし,日中は日差しが強く,Tシャツ一枚で十分な気温であるので一日の温度差が激しく,調整が難しいです.私もですが体調を崩す知り合いも多くいました.

この時期のアグアスカリエンテスにお越しになる方はセーター等の羽織物を常に持参することをお勧めします.

アグアスカリエンテス  ハロウィン

 10月31日,メキシコで有名な死者の日と同じく死者を祭るハロウィン.

お祭り大好きなメキシコ人にとってハロウィンの日は盛り上がりを見せます.

現在,私が住んでいるアグスカリエンテスの南の住居地区ビジャボナテラでも可愛い子供達が仮装をし,各家を周り,スペイン語版トリックオアトリート“Dulce o truco(ドュルセオトゥルコ)”を言いながら無邪気にお菓子を集めていました.日本でこの風景はどこにいったのやら,,,

当日私の家にもお化けの仮装をした子供達が押し寄せてきて,持ち合わせていたチョコやクッキ―をあげました.全世界共通で子供達は可愛いものですね.

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図1 家に訪れてきたお化け達①

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図2 家に訪れてきたお化け達②

スペイン語クラス

 9月も同様にスペイン語クラスは平日各5時間の授業を講習しています.

以前紹介した教科書も後半部分に入り,ティフアナにいた時に習うことができなかった文法の未来形,現在完了形を学んでいます.

今月は初めてのプレゼンテーション発表と中間試験がありました.

一つ驚きがあったのですが,メキシコのプレゼンテーション発表では必ず生徒は正装で発表しないといけません.

こういうところメキシコはセレモニーはきちんとします.

しかし、私はこれという正装は持っていなくプレゼンテーションが日本の文化についてだったので、これが日本の文化と言わんばかりに浴衣を着て発表しました.

聴衆は大学の職員の人でしたが、浴衣を着たおかげかプレゼンテーションの感触は良かったです.

また,新たに授業のオプションとして加わったことがあります.

それは”Cafecito time!(カフェシートタイム!)”.

カフェシートタイムは元々メキシコ人が会社や集会の時にコーヒーを飲みながら歓談をするものですが,私たちの授業では毎週金曜日の授業の1時間を使い,パナアメリカナ大学の職員や生徒と一緒にコーヒーやお菓子をはさみながら会話をする時間です.

これにより,日常的な会話表現を学ぶことができ、普段の授業とは違った実践的な学びを得ることができようになりました.

これまたクッキーが美味しい.

リラックスしながら言語を学べ,生徒も意欲的に会話をしようとするので教師の方は一度試してはいかがでしょうか.

ただし,お菓子代は自費になるので、お気を付けください。

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図3 プレゼンテーション発表の様子

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図4 プレゼンテーション発表時の集合写真

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図5 Cafecito time!(カフェシートタイム!)

 

アグアスカリエンテスに住むための豆知識2―タケリア編―

前回のレポートから始めたアグアスカリエンテスに住むための豆知識.

今回はメキシコ料理といったら日本人誰しもこれ!というはずであるタコス.

そのタコスを専門とする飲食店タケリア”Taquería”について紹介したいと思います.

まず基本情報としてタコスはメキシコ人の主食であるトルティーヤを様々な具を包んで食べる国民食です.

日本でいうおにぎりみたいな存在です.

タコスという名前はスペイン語で軽食”Taco”から名前の由来が来ています.

日本にも”Taco Bell”というアメリカ発祥のタコス屋はありますが、そこのタコスはメキシコ人からはタコスではないと答えます.

ただのアメリカのジャンクフードと答えます.

僕も日本で一度”Taco Bell”のタコスを食べたことありますが今食べているタコスとは全く違いましたね.

ですので,本物のタコスはメキシコに来ないと食べることができません.

是非,メキシコへ.

前置きはさて置き,メキシコのタコスは地域によって味,形が違います.

以前住んでいたティフアナのタコスはアリーナ(小麦粉)のトルティーヤを使うことも多く,大きさも大きく食べごたえがあります.

アメリカの小麦食の影響があるのでしょう.

アグアスカリエンテスを含む,メキシコの中心地はトウモロコシ(マイース)からできたトルティーヤを使い,比較的小ぶりです.

今回はその中心地のタコスと私のお気に入りのタケリアの一つを紹介します.

アグアスカリエンテスの総合病院IMSS#1から第一環状線70番を東に歩いて5分の所にあるタケリア”JALISCO TACOS”

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図6 JALISCO TACOSの外観

店に入ろうとするとさすがアミーゴの国メキシコ,”Pasale Amigo! (パサレアミーゴ!)”「入れよ,友人!」や”Pasale Primo! (パサレプリモ!)” 「入れよ,いとこ!」と店員が言ってきます.

席に着くと店員がメニューを持ってきます.

メニューは豊富でタコスだけでも14種類の肉の部位があり,タコス以外にもグリンガス、トルタス、ヴォルカネスがあります.(後ほど紹介します.)

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図7 JALISCO TACOSのメニュー

タケリアには基本的に数種類のサルサ,タコスの付け合わせのチリ(唐辛子)等,味が足りない時の塩がおいてあります.

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 図8 テーブルセット(サルサ,チレ,塩)

注文する時は”Disculupa(ディスクルーパ)” 「すみません」と店員を呼び好きなタコを頼みます.

この際,タケリアでは必ず”¿Con todo?(コントド?)”と聞かれます.タコスにはセボージャ(生玉ねぎ),シラントロ(パクチー)が付き物ですので,それを入れるかどうか聞かれます.

大丈夫な方はシー(はい)と反応すればいいのですが苦手な方は”Sin cebolla(シンセボージャ)” 「生玉ねぎ抜きで」, ”Sin cilantro(シンシラントロ)” 「パクチー抜きで」又は両方嫌いな方は”Sin todo(シントド)” 「全抜きで」と答えましょう。

私はどちらとも大丈夫なのでそのまま頼みます.

タケリアの良い所は頼んだらすぐ提供されること.通常頼んで3分前後で出ます.

しかも,目の前で調理しているので出来立てが提供されます.

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図9 調理風景

今回頼んだのは”Pastor(パストル)”,”Longaniza(ロンガニサ)”, ”Lengua(レングア)”.

”Pastor(パストル)”はアチョーテ(ベニノキから出来る食紅),チレ(トウガラシ),にんにくなどが入ったスパイス液にマリネした豚肉を,串に一枚ずつ刺し,最終的に大きなかたまりになったものを,ドネルケバブのように回転させながらバーナーで焼きます.

そして、その豚肉をナイフで丁寧にそぎ落としたものを言います。

これがこのお店のタコスでの一番のおすすめです.

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10 タコ”Pastor(パストル)”

”Longaniza(ロンガニサ)”は豚のソーセージ,”Lengua(レングア)”は牛の舌です。この二つも本当に美味しい。

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11 タコ”Longaniza(ロンガニサ)”

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12 タコ”Lengua(レングア)”

また、タコス以外でおすすめなのがこのグリンガ.

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13 グリンガ”Pastor(パストル)”

グリンガの意味はアメリカ風という意味でアリーナのトルティーヤに肉と焼いたチーズをのせた食べ物です.これまた美味しいので訪れた際は是非トライしてみて下さい.

店員のお兄さん達は常に笑顔溢れながら迎えてくれるのでアグアスカリエンテスに来た際は一度訪れてみたらいかがでしょうか.

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14 店員のお兄さん達

最後にどこのタケリアもタコスは一つ、安くて8~9ペソス(日本円で50円程度)高くても14~15ペソス(日本円で90円程度)で100円もしません.

また,タケリアによって味や雰囲気が違うのでメキシコに来た際は自分のお気に入りのタケリアを探してみるのも楽しみの一つになるかもしれませんね。