ガストロノミーラボ メキシコ長期インターンシップ 8月レポート

インターンシップ マンスリーレポート(2017/08/01~2017/08/31

2017/09/05

松岡 由香利

千葉大学国際教養学部

 

こんにちは、現在KB FOAM(Casa Futuro Lab.)でインターンシップを行わせていただいている松岡です!もうこのマンスリーレポートも最後になってしまいました。

最終月は、

・インターンシップ活動とWORKSHOPの結果

・メキシコインターンシップでの学びと思い

・スペシャルコラム

を書きます!

 

– WORKSHOPの結果

8月17日のすし定食を最後に、私の定食活動は終了しました。以前から進めていた当日配布のレシピを完成させ、カバーを新調するべく以前から使用している椅子カバーからマジックテープをはがし、明後日のプレゼン資料に修正を加えこの日は終わりました。

アートボード 1@2x アートボード 1@2x

8月18日、ワークショップ前日。この日はいつもとは違って時間の感覚が異常に早かったです。プレゼンのデータはあるものの言いたいことを口にする準備が十分でない。翌日までに仕込みを終わらせなければならない。赤いコンテナの椅子に赤いカバーをつけなければならない。前日にも関わらずやることは山ほどありました。

午前中、ワークショップのために集まったパンアメリカン大学の学生二人(アナ・マリア)と共に、唐揚げ・照り焼きをつくるため10キロにおよぶ鶏肉をさばきました。チレを使ったサルサをつくり、ハンバーグのための材料もカットし始めました。

午後にさしかかり、千葉大学からの学生二名(本田さん、中野さん)も到着。調理の下準備は進みが良かったため、裁縫の得意な本田さんを筆頭に女の子は椅子のカバーをつくりはじめました。ところが、カーテンをつくったときにも学びましたが、思っているよりも時間がかかる。

時は夕方、マジックテープが縫い付けられた布たちと、なんとか形になった3つのカバーができあがりました。椅子は全部で14個。縫うだけと言ってもミシンは一台しかありません。どう考えても日付がまたいでしまう予定になってしまいましたが、それでも彼女たちは交替しながら残りの11個を進めてくれました。

調理はといえば、一人になったとたん進みが格段に遅くなりました。ヒカマのきんぴらをつくるため、ひたすら食材を切り続け、気づけば夕方でした。焦りとの闘いの中、私は一度プレゼンの際に言いたいことを考える作業に移りました。というのも、本番はスペイン語です。30分という時間を事前準備なしに話せるほど私のスペイン語は上達していません。言いたいことを一度英語にし、そこから翻訳機能を使用。もちろん、翻訳はすべて正しい訳ではありません。もう一度自分の目で確かめて、もう一度英語にしたりとここでもかなりの時間が必要でした。頭の回転も遅くなる中で、終わりの見えない原稿と完璧な下準備の終わっていない食材をみても呆然とする暇はありませんでした。

日付が変わり、8月19日、ワークショップ当日。私がプレゼンで話すことを固めている間、堀内さんと稲寺さんが食材を切ってくれていました。眠たい目をこすりながらも、デザートのスイカ・メロン・パイナップル、味噌汁の玉ねぎ・豆腐と準備が着々と終わりました。深夜になってお腹のすいた私たちはできた味噌汁を飲んでほっと一息、そしてまたすぐ気合を入れなおし部屋へ戻りました。部屋では、椅子のカバー組が交代ばんこで縫物を続けていました。みんなの一つになった思いに感動しながら準備を続け、やっと完成した!と時計を見ると朝6時。いよいよ仮眠をとればワークショップのスタートです。

8時。鶏肉を揚げ、照り焼きにはソースを。できたものからトレイに移し、お皿をセット。12時。いつも通りの時間に従業員がご飯を食べに来ました。それに続いて一緒に来てくれた家族、近くの大学の先生、スペイン語レッスンの先生まで食べに来てくれました。

ご飯も炊飯器の分はあっという間になくなり、鍋炊きをトレイに追加。お肉も予想以上のなくなり具合で、焦って照り焼きを追加。なんとか人の波に持ちこたえたと思ったらプレゼンの本番がきました。

本番のプレゼンがこちら。

Presentacion final

定食のコスト(例では25.78ペソ=約154.68円)や利点(栄養バランスの偏り減など)の説明と日本食料理教室による日本料理浸透の成果を発表しました。そして最後には、一大プロジェクトである定食づくりの中で学んだ、

・メキシコ人には同じメニューは2週間ほどあけて提供するべき
・メニュー決定時には、材料が予定の日程通りには届かない可能性も考えるべき
・メキシコでは使う野菜の洗浄と使用する水への清潔性担保対策の必要性

を提示しました。

そして、今後の展望として、1人では成しえなかった「食べる人に合わせる」定食案

・定食の種類の増加(肉メインのから揚げ定食と野菜メインの野菜炒め定食等)
・サルサの種類の増加(辛さと、味の調節を好みでできる)

を提示しました。

結局本番は、カンペは一切見ることはなく、拙いスペイン語でも(伝われ!!)と願いながら話していました。実際に私の定食をトライしてくれていた従業員はもちろん、プロジェクトに興味を持ってくれた人も理解しようと真剣に話を聞いてくれ、無事にプレゼンテーションは終了しました。

presen

 

 

‐メキシコインターンシップでの学びと思い

メキシコインターンシップでは社会の役に立つことが学べたと思います。より社会のリアルに近づいたような感じです。私は人間の生活に欠かせない「食」の分野で定食をつくる仕事をしていました。その中でも、

・従業員のニーズは?
・コストはいくらかかっているの?
・どうしてお店によって食材の値段が違うの?

ということを考えながら、より安く、効率的に、求められていることを考える訓練ができました。中学や高校、大学ではなくなってしまった小学生の頃の「社会」の勉強をより深くしたような、学びでした。

と同時に日本にとどまらず一歩外に出ることがどれだけ重要なのか学びました。日本で育っている私は日本が自分にとっての当たり前で、それが普通でした。でも今は、自分は見方を変えれば普通ではないことを学びました。どうして私は電車が予定通りのきっちりの時間にくるものだと思っていたのか。どうして時間通りにいかないとその度にいらいらしていたのか。それほどまでに時間に執着をしている国は一体世界にどれだけの数あるのだろうか。おそらく日本ほどの国はないと思います。そして日本人である私はメキシコの社会においては普通ではない人かもしれません。

「食」に関してもそうです。どうしてご飯はいつでもどこでも安く手に入ると思っていたのか。確かにメキシコにもコンビニはあります。それでも売っているものに限りはあって、お弁当なんて売っていません。お惣菜もありません。じゃあ、牛丼を食べに行けばいいかと思っても、近くに牛丼屋さんはありません。スーパーまでは車です。

「作るのはめんどうだし、適当に近くで買えばいいや。どうせ安いし。」

という今までの思考回路はメキシコではありえなくなりました。と同時に生きていくスキルを身に着けなければならないと痛感しました。人に頼ってばかりの人生はきっと息苦しくなってしまうと思うようになりました。自己満足でも、人のために何かできる人になりたいと強く思うようになりました。これはきっと、仕事だけではなくて5か月という長い期間、3人で共同生活をしていたことでみえてきたことかもしれません。

そして、私はインターンシップを終えた今、未来に期待しながら毎日を過ごしています。近い未来に目標を立て、成長するべく活動しています。今なら少し大胆なことだってできそうです。今までにはない、海外に住むということや海外で働くということ、自分の成長につながると思えば今の環境から離れることを恐れないことも深く考えるようになりました。本当にこの機会に感謝しています。次はまた新しい場所で新しい自分に出会いたいと思います。

 

スペシャルコラム

「ピーナッツの食べ比べ、どのmarcaが一番おいしいの?!」

味

皆さん、こんな商品をご存じですか?ミックスせんべい等にちょこっとだけ入っていたりするけど、日本ではポピュラーな商品ではありませんよね。しかし!!ここメキシコでは「これは日本のおやつだ」としてたくさんのメーカーが売り出しています。パッケージにもjapones(=日本の)の文字。そんな、日本人の良く知らない日本のおやつ。食べてみるしかありません。

kakawate

ご覧くださいこのラインナップ。この商品の人気度が伝わってきます。

さて、この中で一番おいしいと感じたのは…

 

「味」です!!(図中:一番右)

完全に私の好みですが(笑)食感はこのピーナッツシリーズの中では柔らかめ。味は女性とこどもが好きそうな比較的に甘いテイストです。比較時も、女性からの人気を獲得していました。

ただ、男の人の意見としては「醤油味」が強い方が好みとのこと。今回は写真に乗せることが出来なかったもう一つの商品に「KARATE」というものがあります。もしかすると、少し固め食感で歯ごたえありの醤油味濃いめを求める方はKARATEの方が気にいるかもしれません。

そしてそして、もう一つ見ていただきたいのが一番左の商品「KACANG」です。この商品は固さも味も、上記の二つの中間くらい。つまり万人受けするタイプの商品です。量をみてもピーナッツシリーズの中では多め。フィエスタの時など人数が多い場面では断然この商品を選ぶべきかもしれません。

これまたすごく個人的な感想ですが、「KARATE」を除いて、透明の袋に入った細長いピーナッツシリーズはあんまり美味しくない印象です。ピーナッツがメキシカンナイズされた商品「HOTNUTS」も、食べられるけど求めているものとは違ったってことになりそうな味をしています(笑)これからピーナッツを買いに行く人は是非是非参考にしてみてくださいね。以上スペシャルコラムでした!

 


Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.

*